2021.11.29

札幌市のごみ・産業廃棄物の現状と取り組み

札幌市のごみ・産業廃棄物の現状と取り組みを専門家が解説

 

 

札幌市は、北海道最大の人口(約196万人)を有する政令都市です。

札幌市のごみ問題、産業廃棄物を考え、行動していくことは北海道全体、日本全体にとっても非常に大切なことです。

 

今回は札幌市のごみ・産業廃棄物の現状と課題、取り組みを整理し、産業廃棄物の専門家がわかりやすく解説します。

 

この記事を読むことで、札幌市で活動する事業者としてどんなことに注意して廃棄物を取り扱うべきかがわかります。

 

 

札幌市のごみ・産業廃棄物の現状

 

札幌市におけるごみ、産業廃棄物の現状をまとめます。

 

札幌市におけるごみの現状

  •   札幌市のごみ排出量は近年横ばいで60万トン前後
  •   札幌市のごみのうち、事業ごみは19万トン(約3割)
  •   札幌市の産業廃棄物は減少傾向だが、課題もあり
  •   札幌市は『新スリムシティさっぽろ計画』でごみの減量・リサイクルに取り組んでいる

 

産業廃棄物とは、事業活動で生じた廃棄物(事業ごみ)のうち、法で定められる20種類及び輸入された廃棄物を指します。

 

 

 

札幌市のごみ排出量の推移

 

札幌市のごみ排出量の推移を見ていきましょう。

 

ここでいうごみ排出量とは、札幌市が処理する「家庭ごみ」と「事業ごみ」を合わせた量です。

 

札幌市ごみの量推移

※札幌市HPより引用

 

札幌市のごみ排出量は、2020年度(令和2年度)に 59.2 万トンでした。これは札幌ドーム3個分に相当する量です。

しかし、札幌市のごみ減量・リサイクルの取り組みにより、2020年度(令和2年度)のごみ排出量は2008 年度(平成 20 年度)の約 8 割まで減少しています。

また、札幌市のごみのうち、事業ごみは19万トン(約3割)となっています。

 

このごみ排出量をさらに減らすため、札幌市は独自の取り組み計画新スリムシティさっぽろ計画を策定し「ごみのいちばん少ないまち」を目指しています。

 

 

札幌市の産業廃棄物の現状・推移

 

先程の図からもわかるように、札幌市の産業廃棄物排出量は平成 10 年度から少しずつ減少傾向にあります。最終処分量も減少し続けており、取り組みの効果が表れていることがわかりますね。

 

札幌市産業廃棄物内訳

 

種類別にみると、汚泥が排出量全体の 71%を占めており、次いでがれき類が 14%となっています。これら2種類だけで、全体の85%を占めていることになります。

 

 

札幌市の産業廃棄物における課題

 

札幌市の産業廃棄物における課題としては、以下のようなことがあげられます。

 

札幌市産業廃棄物の課題

  •   汚泥の処理
  •   がれき類の処理
  •   市民・事業者の協働

 

汚泥の処理

 

排出量の 7 割以上を占める汚泥は、その約 98%が上下水道からの汚泥です。

さらには、今後も汚泥の排出量はどんどん増加する見込みです。

汚泥自体の発生を抑制することは難しいので、「脱水」等の中間処理、再生利用を促進し、最終処分量の抑制を目指していく必要があるとされます。

 

がれき類の処理

 

がれき類は、建設リサイクル法においてリサイクルが義務付けられている特定建設

札幌市では、がれき類の再生利用のための中間処理(破砕等)において、市域外で処理される量が多いことが課題となっています。

これは、特定の時期に排出量が市域内施設の受入能力を超える場合があり、市域外での処理となっていると考えられています。

なるべく市域内での処理を行うため、市域内施設の受入能力を拡大することが必要です。

 

市民・事業者の協働

 

産業廃棄物の排出抑制、リサイクル等を推進し、安心して暮らせる環境保全型のまちづくりを進めるため、市民・事業者・行政が協働し、それぞれが担うべき役割と責務に応じた取組を果たしていく必要があります。

私たち事業者も積極的にこの問題に関わり、協力していくことが必要です。

 

 

札幌市の取り組み「新スリムシティさっぽろ計画」って?

 

新スリムシティさっぽろ計画

 

新スリムシティさっぽろ計画は、札幌市が平成30年3月、ごみの減量・リサイクルと適正処理に関する方向性を定める一般廃棄物処理基本計画として策定したものです。

札幌市が都市として、ごみの減量・リサイクルの取り組みを一層推進し、「ごみのいちばん少ないまち」(政令市でいちばん少ないごみ量)を目指す取り組みです。

※札幌市の1人1日当たりのごみ排出量は、政令市20市中4番目に少ない(平成27年度)とされています。

 

具体的には、2027年度までに、ごみ排出量(1人1日当たり)を100g以上減量することを目標としています。

 

3R(さんあーる)への取り組み

 

3Rとは、ごみを減らすために重要な3つの行動である、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の頭文字を取ったものです。

3Rのうち、ごみをもとから減らす「Reduce(リデュース)」、くりかえし使う「Reuse(リユース)」をまとめて2R(にあーる)といいます。

新スリムシティさっぽろ計画では、2Rを優先的に推進し、「ごみ自体を減らす」取り組みを行っています。

 

Reduce(リデュース)の取り組みとしては「食品ロス」への取り組みがあります。

 

 

株式会社イーアンドエムは、札幌市を拠点として、古紙回収や産業廃棄物処理を通じて地球資源の循環型社会を目指す企業です。

札幌市の産業廃棄物に関するご相談をお受けしており、産業廃棄物の収集・運搬、中間処理、リサイクル、再資源化や、空き瓶・空き缶・ペットボトル、段ボール、シュレッダーのリサイクル・再資源化を行っています。産業廃棄物関連でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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